近所のセリアに立ち寄ったとき、ふと陶器っぽい質感のポットが目に入った。110円。手に取ってみると、思ったより重みがある。「これ、ちゃんと使えるのか?」と半信半疑で買ったのが、今回の話の始まりだ。

買うまでの話
なぜセリアだったのか
植物を育て始めて半年ほど経ったころ、もともと使っていた鉢がだいぶくたびれてきた。割れてはいないけれど、縁がかけて見た目が悪い。かといって専門店でちゃんとした鉢を買うほど、まだ本気で園芸にはまっていたわけでもない。
そんなタイミングで、買い物のついでに入ったセリアで偶然見かけた。園芸コーナーというよりはインテリアコーナーの棚に、白っぽいポットが数種類並んでいた。サイズは小さめのもの(直径約8cmくらい)と、少し大きめのもの(直径12〜13cmくらい)の二種類があった記憶がある。
正確に測ったわけじゃないが、手のひらに乗るか乗らないかくらいの差だった。
棚の前で何分か迷ったこと
白いマット調のものと、少しざらっとした素焼き風のものが混在していた。素焼き風のほうが質感は好みだったが、底穴の有無を確認したくて引っくり返してみると、穴なし。白マット調のほうも同じく穴なし。
ここが最初のつまずきポイントだった。
穴がないと、多肉植物や観葉植物には使いにくい。水はけが悪いと根腐れする、というのは少し調べればわかることで、自分もそれは知っていた。ただ、「インテリアポット」「カバーポット」として割り切って使う方法もある。つまり、ひとまわり小さい素焼き鉢をそのまま中に入れて、外側のカバーとして使う方法だ。
それで納得して、白マット調を1個と素焼き風を1個、合計220円でレジに持っていった。
家に帰って最初にやったこと

帰宅してすぐ、どちらのポットも水を入れて30分ほど放置した。陶器系の素材って、微妙に水が染み出してくることがあるから確認したかった。
結果、白マット調のほうは問題なかった。テーブルの上に置いてタオルで拭いてみても、にじんだ跡はなかった。
素焼き風のほうは少し話が違った。底面あたりがうっすら湿っている感じがある。素焼き素材の特性といえばそうなんだけど、棚やテーブルに直置きすると跡がつきそうだった。以来、これは受け皿を敷いて使っている。
些細なことだけど、知らずに使っていたらフローリングが染みだらけになっていたかもしれない。
実際に何を植えたか

多肉植物を入れてみた
まず、素焼き風のポットには小さな多肉植物を植えた。と言っても直接土を入れるのは怖かったので、前述の「カバーポット方式」を採用した。ダイソーで買っていた2号サイズの黒いプラ鉢に植えた多肉を、そのままポコッとセリアのポットに収めるだけ。
見た目がかなり変わった。安っぽいプラ鉢が、急に「それっぽい」インテリアになる。これは正直、期待以上だった。
水やりのとき、プラ鉢ごとポットから出して水をやり、少し乾かしてから戻すというサイクルにした。面倒といえば面倒だが、根腐れのリスクを考えたらこのほうが安心できる。
白いほうにはハーブを

白マット調のポットには、キッチン近くに置きたかったので、スーパーで買ったバジルの苗を移し替えてみた。こちらも底穴なし問題があるので、土の量を少し減らして、底に小石(これもセリアで買った化粧砂)を敷いて排水性をごまかした。
ただ、これは正直あまりうまくいかなかった。2週間ほどで葉の下のほうが黄ばんできた。過湿だと思う。バジルって意外と根に空気が必要で、穴なし鉢との相性が悪い。
結局バジルは諦めて、ポットはドライフラワーを入れるのに使い道が変わった。これはこれで悪くない。
素材と耐久性について思うこと

使い始めて数ヶ月が経った今、どちらのポットも割れたりひびが入ったりはしていない。屋内使用だから当たり前と言えばそうかもしれないが、110円にしては十分な耐久性だと思う。
ただ、素焼き風のほうは少し気になることがある。表面に白い粉っぽいものが浮いてきた。「白華現象(エフロレッセンス)」と呼ばれるやつで、素焼き素材の鉢ではよく起きる。水に含まれるミネラルが表面に出てくるもので、植物には無害らしいが、見た目が少し汚れて見える。
ブラシで軽くこすると取れるが、また出てくる。これは素材の性質上、仕方がないことだと割り切っている。
白マット調のほうは今のところ変化なし。ドライフラワーを入れているから水に触れていないというのもあるかもしれない。

サイズ感の話
セリアで見かけるポットのサイズは、店舗によって在庫が違うのだと思う。自分が行った店では前述の2サイズだったが、別の日に別の店舗で見かけたときは、もう少し背が高い縦長のものがあった。
縦長のほうはシュッとしていてかっこよかった。でも底面積が小さいせいか、安定感に少し欠ける感じがした。棚の上に置くなら問題ないだろうけど、床置きするなら横幅があるタイプのほうが倒れにくくていい。
自分が最終的に「これを買えばよかった」と思ったのは、あの縦長タイプの少し大きめのもの。でもそのとき手元に現金があまりなかったし、「またくればいい」と思ってスルーしてしまった。次に行ったときにはもうなかった。セリアあるある。
セリアのポットを買うなら、これだけは確認してほしい

買う前に見てほしい点を、自分の失敗も含めてまとめておく。
底穴の有無を必ず確認する インテリア向けのポットは穴なしが多い。観葉植物や多肉を直植えしたいなら、穴ありを探すか、あるいはカバーポット用と割り切る。
素材によってはテーブルに染みが出る 素焼き系はそういうもの。受け皿は必須だと思ったほうがいい。
サイズは実物で確認する 写真や棚の見た目と、実際に手に持った感覚はけっこう違う。思ったより小さいな、と感じることが多い。
在庫は読めない 「また来ればいい」はセリアでは危険。気に入ったらそのとき買う。
100円ショップのポットのコードは共通の代替品をAmazonと楽天で探す

セリアのポットはあくまでプランター。用途が違う「ポット」が必要なときは、AmazonやRakutenで探すのが手っ取り早い。以下に関連商品をまとめた。
比較表
| 商品名 | 主な用途 | Amazon | 楽天 |
|---|---|---|---|
| タイガー魔法瓶 マイコン電気ポット PDR-G220-WU | 湯沸かし・保温 | リンク | リンク |
| ビオフェルミン下痢止め 30錠 | 下痢・腹痛の緩和 | リンク | リンク |
| キューピーコーワゴールドαプレミアム 280錠 | 栄養補給・疲労回復 | リンク | リンク |
タイガー魔法瓶(TIGER) マイコン電気ポット 保温機能 節電タイマー 2.2L アーバンホワイト PDR-G220-WU
家族が多い家や、一日に何度もお茶やコーヒーを飲む人に向いている電気ポット。節電タイマーつきなので、使わない時間帯の保温を自動でオフにできる。2.2Lの容量は一度に多めに沸かしておきたいときに便利なサイズ感。
【第2類医薬品】ビオフェルミン下痢止め 30錠
外出先や旅行中など、急なお腹の不調が気になる場面で使われることが多い市販薬。第2類医薬品に分類されており、オンラインでの購入が可能。まとめ買いよりも手軽な30錠入りは、常備薬として持っておく用途に使われている。
【第3類医薬品】キューピーコーワゴールドαプレミアム 280錠
仕事が忙しい時期や体が疲れやすいと感じているときに手が伸びるタイプの栄養補助薬。280錠入りは一定期間継続して飲む人向けの大容量タイプで、第3類医薬品としてネット通販でも取り扱いがある。
結局、セリアのポットは「買い」か

自分の答えとしては、「使い方を決めてから買うなら買い」だ。
なんとなく「かわいいから」だけで買うと、自分のバジルみたいに失敗する。でも、カバーポットとして使う、ドライフラワーを飾る、土を使わない造花を入れる、こういう用途ならコスパは相当いい。見た目も110円とは思えない仕上がりで、テーブルの上に置くと部屋の雰囲気が少し変わる。
ただ、本格的に植物を育てたいなら、やっぱり専門店で穴ありの鉢を買うほうがいい。植物のためを考えたら、そっちのほうが結局うまくいく。
セリアのポットは、植物より「空間を整えたい」ニーズに応える道具だと思っている。自分にとっては、そのポジションでじゅうぶん活躍してくれている。
