うちの猫、ソファの背もたれが好きすぎる。
迎えたときからそうだった。高いところが好きな猫だとわかって一緒に暮らしてきたし、それ自体は別にいい。ただ背もたれって細いから、毎日乗られると布地が少しずつ伸びていく気がして、だんだん気になりはじめた。
キャットタワーがあればそっちに移るんじゃないか、と思いはじめたのはそのころだ。
でも正直、買うのをずっとためらっていた。ちゃんとしたキャットタワーって高い。安くても3000円くらいはするし、5000円以上するものもある。猫が使うかどうかもわからないのに、いきなりそこまで出すのは気が引けた。猫用品あるある、という感じで、奮発して買っても見向きもしないことが普通にあるから。
ダイソーで500円のキャットタワーを見つけたのは、そういうタイミングだった。
どんな商品だったか

素材と形
開けてみたら、段ボール製だった。
正確には、段ボールを何層も重ねて圧縮したような素材で、触った感じは思っていたよりしっかりしていた。色はベージュというかナチュラルな感じ。キャットタワーって存在感が強いものが多いけど、これは部屋に置いても悪目立ちしない。それは最初に思った、意外とよかった点だ。
形は階段状で、猫が上り下りできる段差がついている。高さは床から一番上まで30〜40cmくらい。そんなに高くはない。
組み立て
パーツをはめ込む形で、工具はいらない。10分もかからなかった。難しいところは特になかった。
値段について
ダイソーで500円は正直高い方だと思う。でもキャットタワーとしてみたら、圧倒的に安い。猫が使わなかったとしても諦めがつく、というのが本音の購入動機だった。
猫はどう反応したか

最初の1日、完全に無視された
置いた瞬間、猫がまわりをくんくん嗅いで、それから自分のベッドに戻った。
そのまま何もなく1日が終わった。「まあそうか」と思った。
2日目の朝に変わった

朝起きたら、一番上に猫が乗っていた。
誘導したわけでも、おやつを置いたわけでもない。ただ気づいたら乗っていた。猫ってこういうことがある。気が向いたタイミングで、急に使い始める。それからは午前中の日当たりのいい時間帯に、一番上でうとうとしていることが増えた。
ソファの背もたれ問題はどうなったか
半分だけ解決した、という感じ。
キャットタワーは使うようになったけど、ソファも相変わらず使っている。頻度が減った気はするけど、「気はする」くらいの話だ。劇的に変わったわけじゃない。
しばらく使ってわかったこと

耐久性は正直きびしい
爪とぎをされると、削れていく。
うちの猫が側面で爪を研ぐようになって、1ヶ月も経たないうちに角がぼろぼろになってきた。段ボールのくずが周りに落ちるようになって、掃除がちょっと増えた。壊れて使えなくなったわけじゃないけど、見た目はかなり傷んだ。500円だから仕方ない、と思いながらも、書いておく。
ぐらつくことがある
猫が勢いよく飛び乗ると、全体がちょっと揺れる。倒れたことはないけど、体の大きい猫や勢いのある猫だと少し心配かもしれない。底面に滑り止めシートを敷いたら、多少マシになった。
段ボールのくずが出る
これが一番の誤算だった。
爪とぎのたびに細かいくずが周りに散らばる。猫を飼っていれば毛の掃除は慣れているけど、くずはちょっと違う面倒くささがある。キャットタワーの下にシートかマットを敷いておくと、だいぶ楽になる。
良かった点も書く

失敗しても500円
初めてキャットタワーを買う人、猫が使うかどうか半信半疑の人には、500円で試せるのは素直にいいと思う。
5000円出して無視されたときと、500円で無視されたときとでは、気持ちの痛さが全然違う。うちの猫は使ってくれたけど、使わなかったとしても後悔しない金額というのは大事だった。
高さが低いのが合う猫もいる
段差が緩やかで高さがないので、足腰が弱い老猫や、高いところがそこまで得意じゃない猫でも登りやすい。まずこれで猫の好みを確認して、気に入るようなら本格的なものに買い替える、という順番もありだと思う。
部屋に馴染む
ベージュのナチュラルな色合いで、圧迫感がない。賃貸でスペースが限られている部屋でも置きやすかった。これは地味に助かった。
こんな猫には合う、こんな猫には合わないかも

正直に言う。
向いていると思う猫
体重が軽め(3〜4kgくらい)で、爪とぎがそこまで激しくない猫。シニアで足腰への負担を気にしている場合にも、低めの段差は登りやすいと思う。キャットタワー初挑戦の猫にも試しやすい。
向いていないかもしれない猫
体が大きくて勢いよく飛び乗る猫、爪とぎが激しい猫。がっつり高さのあるタワーじゃないと満足しないタイプにも、物足りないかもしれない。
もう少しちゃんとしたものが欲しくなったら
500円のを試してみて、猫が気に入ったのがわかったら、次は耐久性のあるものを選んでもいいと思う。AmazonやRakutenで探すと、麻縄巻きのポール付きや木製フレームのものなど、素材も価格帯も幅広く揃っている。
うちも今使っているのが完全にぼろぼろになったら、もう少しまともなものに買い替えようと思っている。猫が気に入っているのがわかった今なら、多少値段が高くても迷わずに済む。
100円ショップのキャットタワーの代替品をAmazonと楽天で探す

ダイソーのキャットタワーを試してみて、もう少し高さや耐久性のあるものに移りたいと思ったときは、以下の3製品が選択肢になる。素材も対象となる猫のサイズも異なるので、猫の年齢や体格に合わせて選びやすい。
比較表
| 製品名 | 素材 | 特徴 | 対象 |
|---|---|---|---|
| Globlazer キャットタワー ラグジュアリー 高さ204cm | 商品ページ参照 | 高さ204cm・多段構造 | 活動的な猫向け |
| キャットタワー 大型猫 シニア猫 猫タワー 超厚い | 商品ページ参照 | 超厚いポール・大型猫対応 | 大型猫・シニア猫向け |
| 日本メーカー RAKU キャットタワー 木製 | 木製 | 国内メーカー・木製フレーム | 幅広い猫向け |
Globlazer キャットタワー ラグジュアリー 高さ204cm
高さ204cmというのは、部屋の天井に近いくらいのサイズ感だ。複数の段とステップが組み合わさった構造になっていて、活発に上り下りするのが好きな猫や、複数飼いで猫それぞれの居場所を作りたい場合に向いている。ダイソーの30〜40cmから一気にスケールが変わるので、置く場所はあらかじめ確認しておいた方がいい。
キャットタワー 大型猫 シニア猫 猫タワー 超厚い
名前の通り、大型猫とシニア猫を意識した作りになっている。ポールが超厚いという構造は、体重のある猫が体をこすりつけたり爪を研いだりする使い方に対応しやすい。シニア猫の場合、段差の高さや安定感が気になるところだけど、そのあたりを踏まえた設計になっているタイプだ。詳細は商品ページで確認を。
日本メーカー RAKU キャットタワー 木製
国内メーカーのRAKUが手がける木製キャットタワー。段ボールや布製のものと違って、フレームが木製なので見た目が部屋に馴染みやすい。インテリアとして部屋に置くことを気にする場合や、素材の安心感を重視したい場合に選ばれやすいタイプだ。木製ならではの重さと安定感がある。
結局、こんな感じになりました。

うちの猫は実際にそのタワーを使ってくれましたし、かなり気に入った様子でした!
ただ、1ヶ月もしないうちに角がボロボロになり、素材の破片が落ちるようになってしまいました。もちろん、猫の爪のせいではあるのですが……。
それに、タワーの生地自体が少し繊細な作りだったので、長期的な使用には向いていないのかもしれません。
それでも、猫が気に入るかどうかも分からない段階で、たった500円で試せたのは悪くない買い物でした。高価なものを買って、結局見向きもされなかった……という事態になるよりはずっと良かったと思います。
今でも時々、猫はそのタワーに飛び乗って遊んでいます。楽しいおもちゃであることに変わりはありません。
朝になると、すっかりくたびれてしまったタワーのてっぺんで、猫がうたた寝している姿をよく見かけます。
いずれ買い替えるつもりではいますが、猫がこれほど気に入っているので、まだ捨てられずにいます。残念ながら、いつ処分するかを決める主導権は猫が握っているのです。
とはいえ、またダイソーで買ってみようかなと本気で思っています。
