100円ショップの紙って、正直なめてた。
セリアで厚紙を買ったのは去年の秋で、理由は単純だった。急ぎで工作素材が必要で、文具屋に寄る時間がなかった。「まあ100円だし、ダメなら捨てればいい」という気持ちで手に取った。
結論から言うと、用途によっては文具屋で買うより全然いい。ただ、万能じゃない。その「用途による」という部分を、実際に使いながら感じたことをそのまま書いておく。
売り場、最初わからなかった

地元のセリア、駅ビルの2階にある店。そんなに広くない。
てっきり文具コーナーにあると思って探したら、ない。ラベルシールやマスキングテープはあるのに、画用紙系が見当たらない。2周くらいした。
結局見つけたのはラッピング・ペーパークラフトのコーナーだった。包装紙や色画用紙と一緒に、ひっそり置いてあった。「厚口カラーペーパー」みたいな商品名だったと思う。うろ覚えだけど。白と、あとは数色のカラーバリエーション。サイズはA4。
棚をよく見たら、「厚口」と書いてあるものと、それより薄そうなものが混ざってた。パッケージにkg表記があったが、そのときは気にせず、白の厚口をとりあえず一袋。110円。
開けてすぐ思ったこと

「あ、ちゃんとしてる」
正直、もっとペラペラなものを想像してた。袋から出したら、紙が揃っていて、端も乱れていない。色は真っ白というより少しクリームがかった感じ。蛍光増白剤でギラついてる白じゃなくて、落ち着いた色味。
厚みは、文具屋のケント紙と比べると確かに薄い。指で押すとわずかにたわむ。でもコピー用紙とは全然違う。一枚でも立つ程度の腰はある。
カットしてみたら、カッターがすんなり入った。断面が毛羽立つこともなく、思ったより綺麗に切れた。安い紙だとここで「あ、やっぱりな」ってなることが多いので、これは素直に嬉しかった。
何に使ったか、正直に

友人への誕生日カード
最初の用途がこれ。A4を半分に折ってカードにして、スタンプを押して、中にメッセージを書いた。
折り目は、ボーンフォルダーを持っていなかったので定規の角で筋を入れてから折った。まあまあ綺麗についた。スタンプの水性インクも滲まず、乾きも早かった。
ただ、アクリル絵の具を少し薄めて塗ったら、紙がじわっと波打った。コーティングがないから水分を吸うのは当然なんだけど、「薄めすぎた自分が悪い」とわかってても少し残念だった。水気が多い画材を使うなら、そこは割り切りが必要。
子どもの授業用フリップカード

下の子(小3)が「発表で使う台紙が要る」と言い出した夜のこと。
学校から「用意してください」と言われてたらしく、そういえば家に使いかけのセリアの厚紙があった。マジックで文字を書いて、ハサミで形を切って——という工程を子ども本人がやったけど、「この紙、切りやすい」と言ってた。子どもが自分で扱えるくらいには腰がある、ということだと思う。
コラージュの下地(実験)
これはちょっとした気まぐれで試した。
雑誌の切り抜きやマスキングテープを貼るコラージュの台紙として使ってみた。スティック糊との相性はよかった。波打ちもほぼなし。
ただし木工用ボンドを広い面積に塗ったら、乾いたあと端が反った。ボンドの水分が多すぎたせいだと思う。薄手の紙あるあるではあるけど。
これは正直、困った

2回目に買ったら、なんか違う気がした
同じ店の同じ棚で買ったのに、2回目のほうが薄い気がした。気のせいかもしれない。製造ロットの違いかもしれない。確認できてないから断言はしないけど、「前のほうが腰があった」と思ったのは事実。
それ以来、パッケージのkg表記を見てから買うようにしてる。同じ「厚口」という表示でも、数字が違うことがあるので。
カラーバリエーションが少ない
私の近くのセリアでは、白・クラフト色・黒くらいしか安定して置いてない。ピンクや水色が必要なとき、期待して行くと棚にない、ということがあった。色にこだわりがあるなら、文具屋のほうがいい。
出しっぱなしにしてたら端が波打った
開封して作業台に放置していたら、梅雨の時期に端がじわじわ反ってきた。完全に自分のミスだけど。今は使い終わったら袋に戻して引き出しにしまってる。
結局、どういう人に向いてるか

今日急に厚紙が必要になった人、子どもと工作をする人、手作りカードを月に何枚も作るわけじゃない人——そういう人には普通に向いてると思う。
逆に、印刷に使いたい人、水彩をがっつり塗りたい人、厚みの数値を正確に揃えたい人には向かない。そこは文具屋かホームセンターのほうがいい。
私は今でも両方使い分けてる。「とりあえず台紙が欲しい」ならセリア、「素材として使い倒したい」なら文具屋、という感覚。
買うとき、今は必ずチェックしてること

- パッケージのkg数を確認する(「厚口」の文字だけじゃ判断しない)
- 棚の奥のほうから取る(端にある在庫は端が折れてることがある)
- 色は現物で確認(蛍光っぽい白と落ち着いた白、用途で好みが分かれる)
- 欲しい色があれば複数買っておく(翌週行ったら消えてることがある)
100円ショップの厚紙のグッズのコードは共通の代替品をAmazonと楽天で探す
セリアで見つからないとき、あるいは枚数や厚みをもう少し選びたいとき、Amazonや楽天でも同じような用途の厚紙が手に入る。以下に3つまとめた。

比較表
| 商品名 | サイズ | 厚さ | 枚数 |
|---|---|---|---|
| ペーパーエントランス 厚紙 A4 ボール紙 | A4 | 0.73mm | — |
| BBEST ボール紙 A4用 | 300×213mm | — | 20枚 |
| 両ねずグレー台紙 “350-A4” | A4 (297×210mm) | 0.5mm | 35枚 |
ペーパーエントランス 厚紙 A4 ボール紙 封筒 梱包 補強 紙 台紙 表紙 工作 画用紙 0.73㎜厚
封筒の中に入れる補強材や、冊子の表紙など、「しっかり支えたい」場面向けの厚紙。0.73mmという厚みは100円ショップの厚口よりも明確に分厚く、工作よりも梱包・保護用途に近い使われ方をしている。
BBEST ボール紙 A4用 300x213mm 20枚入り
20枚まとまって入っているので、複数枚を続けて使う作業——カードを何枚も作る、子どもの工作素材をまとめて用意するといった場面で使いやすい。サイズがA4より若干大きい300×213mmなので、端まで余白なく使いたいときにも対応しやすい。
両ねずグレー台紙”350-A4″ 35枚 A4 297×210 厚さ0.5mm
グレーの色味が最初から出ているので、コラージュや写真の台紙としてそのまま使いやすい。35枚入りと枚数が多く、消費が早い用途でも補充の手間が少ない。白ではなくグレーが欲しいとき、セリアの棚に色がない場合の代替として候補に入る。
最初は「使えなかったら捨てればいい」という気持ちで買った紙が、気づいたら引き出しの定番になってた。
ただ、私の用途がそこまで精度を求めないものだというのは正直に書いておく。コラージュとか子どもの工作とか、ちょっとしたカードとか。そのくらいの用途なら、110円で全然いい。高い紙を買う理由がない。
でも「これで何でもできる」とは思ってない。それだけ。
